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intangible film

intangible film [2020]

テーマ:神域

モチーフ:伏見稲荷大社, 千本鳥居 -京都-

クリエイター:藤元翔平, 國本怜

歩き、耳をすますことで、心のなかに特別な構造物を見出し、領域を感じる。鳥居の中で自分自身の感覚が開く。

国の重要文化財である伏見稲荷大社(京都)の境内にある千本鳥居。無数の鳥居が連なるように配置され、通路という機能を持った人工的な構造体であり空間でもある。 鳥居には、神域に入る印やゲートとしての役割がある。なぜ人々は、ゲートを連ねたのか。千本鳥居を形成する各ゲートの間に焦点を当てたインスタレーション作品である。 鑑賞者は、ヘッドフォンを装着して体験する。ゲートの内側と外側を定義づける実体の無い膜の内側には、無数のレーザー光によって形成された構造体が浮遊している。 鑑賞者は、構造体の内側、外側の両方から、視覚的、聴覚的に構造体の振る舞いを捉えることができる。 空間に浮遊する精霊のような実体の無い構造体は、泰然と鑑賞者と対峙し、包み込む。

Shohei Fujimoto
藤元翔平

東京都を拠点に活動。岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー(IAMAS)卒業後、多摩 美術大学情報デザイン学科へ編入。テクノロジーを用いて、インスタレーションを展開。それらの構造や振る舞いを通して、生物と無生物の間について探求している。

Ray Kunimoto
國本 怜

ニューヨーク出身。慶應義塾大学文学部美学美術史学科卒業。作曲家としての楽曲 提供・演奏活動と並行し、国内外のインスタレーション作品において作曲・サウンドプログラミングを手がける。空間音響設計も含めた、あらたな音楽体験を創出する。